「てんびんの詩」という近江商人の哲学を映像化した作品を見た
皆さん、こんにちは、こんばんわ。
His First Japan 合同会社 代表社員の字引淳です。
私は、自分のルーツが自分に影響を与えるような家に生まれているわけではない。
しがないサラリーマン家庭に生まれ育ち、物覚えがあまり良くない「あかんたれ」だったので、ようけいらん事をして失敗から学んで生きてきた。
その中で、自分で会社を作り、上司という余計な壁を取っ払って、夜眠れなくなるようなリスクを一身に受けて仕事に向かうほうが面白いということに気がつきました。
システムエンジニアを本業としながら、経営学も学び、実際に自分でも運用可能な「リーン・スタートアップ」を実施し、製品開発し商売の真似事を実施してきました。
しかし、「商売とはなんぞ?」という、根本的な疑問は、いつまでもわかっていませんでした。
商売については、誰からも教わったわけでもなく、ただ、「仕事をとる、する、継続する」という所に集中し、勉強し、投資し、わざわざ社会人入学をして学士になりました。
だからこそ、私の仕事が、多くの会社の開発業務で役に立ち、困難を困難とも思わない働きぶりを評価していただきました。
会社を作り3年目、「地域の発展に寄与する」というテーマで、新規事業を考えたのですが、私の個人のシステムエンジニアの技術、人脈のなさ、資本の少なさから、考えは袋小路に陥ってしまいました。
そんな時に、「てんびんの詩」という近江商人の哲学を映像化した作品を視聴する機会を得ました。
- 大作少年がてんびんを背負い、鍋蓋行商、初めての販売を通して商売の心を学ぶ第一部。
- 商業学校時代にで他の国籍の人との交際により学んだお客さんに国籍は関係無いという、相手の立場になって学んだ人間性の成長の第二部。
- 戦争中の捕虜を大切に扱ったことで罰を受けるも、敗戦後、廃業寸前まで追い込まれた商店を支える、奥さん、従業員、そして、戦争中に助けた捕虜が助けの手を差し伸べてくれる一時期儲けて終わりでは無い、人の関係こそ資産であると言う第三部。
この作品には、私が今為すべきことは、ただの「御用聞き」では無いということを教えていただきました。
地域の人たちとの関わりが少ない今の状態を少しづつ改善し、私がすべき事を見つけて行くことこそ、「地域の発展に寄与する」という新規事業につながっていくのだということに気がつきました。
とはいえ、今まで、おつきあいをしてくださっているお客様やパートナー様に対して不義理を行う事なく、ことを行わなければいけないですね。